西アフリカ・ブルキナファソ人フォトグラファー、サンレ・ソリー(Sanle Sory)の作品集。1960-83年の間、作者のカメラに向かって、自由奔放に明るくポーズを取ってくれた人々に捧げた一作。 「 あの頃はお金がなくても生きていけたし、誰もが思いっきり楽しんでいた。どんな時でも夜遊びして、羽目を外したものだった。」―サンレ・ソリー 当時作者は、日中はブルキナファソ南部にあるヴォルタ・フォトスタジオに何日もこもって作業をし、夜になると活気あふれるミュージックシーンやユースカルチャー、ダンスパーティー、結婚式へと繰り出しては撮影し、自分の町のポートレイトを作り上げていった。ヴォルタ・ダンシング、カルバス・ド・オール、ノルマンディ、ダフラ・バーなど人気クラブの客を探していない時は、愛車のヴォルタ・フォトの2CVバンに乗り、ボボの街の北西にあるコウ・バレー周辺の鄙びた村へと足を延ばした。ちょっとした照明とサウンドシステムを積んで行っては、野外パーティーを自ら開催した。「土埃のパーティー(Bals Poussière)」と呼ばれていたイベントは日が昇っても続いていたが、農夫や羊飼いたちは夜明けとともにバカ騒ぎを後にして、畑や牛たちの世話をしに戻っていったという。
hardcover88 pages275 x 275 mmblack and white2019
published by STANLEY/BARKER
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